決める際のコツ



ここでは、データの活用目的や具体的な実施内容を決める際のコツについてご説明します。

① 小さく始められて早く成果が出ることから取り組む

大きな成果を目指すことはビジネス上重要ですが、新しい取り組みを行う際は最初は小さく始めることをオススメしています。
その理由は以下の通りです。

  • 大きな成果を目指すと解くべき課題が複雑になることが多く、関係者が多くなる
  • しかし、大人数を最初から巻き込もうとすると、中には動かない人、拒絶する人が現れ、計画を立てても実行が進まず、結果としてデータ活用が頓挫してしまう
  • また、成果がなかなか出ないと関係者が取り組みに対して疑心暗鬼になったりモチベーションが下がり、活用が止まる
  • 一方で、小さくても早いうちに成果が出ると関係者の自信になり活用が進むだけでなく、取り組みが社内で評価されるようになることで今後関係者が巻き込みやすくなる

上記からもわかるように、まずは小さなことでもいいので早い段階で成果を出し、「データ活用をすると業務が進む」という肯定的な空気を関係者内・社内で醸成することが重要です。
そのうえで、大きな成果を出すために複雑な課題に取り組むとその成功可能性も上がります。

② 通常業務の中でデータを活用する

データを活用するためにわざわざ新しい業務フローや会議を設ける必要はありません。
人は新しいことを始めようとすると腰が重くなってしまいます。
それよりも、まずは今行っている業務の中でデータを使い始め、徐々に慣れていきましょう。

  • 週次で行っている営業会議では今まで売上、客単価、購入件数に注目していたが、そこに来客数と買上率を加えて分析を行う
  • 集客プロモーションの効果を今までは売上で評価していたが、来客数で評価する

③ 責任者、意思決定者を巻き込む

今までと違った取り組みは心理的ハードルの高さが伴うため、小さく始めたとしても初期の段階では組織に浸透しにくいこともあります。
活用が軌道に乗るまでは責任者の方を積極的に巻き込み、「データ活用を進める」という強い意思を関係者に繰り返し発信してもらいましょう。
また、責任者・意思決定者を巻き込むことで意思決定が早くなるためPDCAの速度が上がり、活用が進みやすくなります。