ここでは、データの活用目的や具体的な実施内容を決める際のコツについてご説明します。
大きな成果を目指すことはビジネス上重要ですが、新しい取り組みを行う際は最初は小さく始めることをオススメしています。
その理由は以下の通りです。
上記からもわかるように、まずは小さなことでもいいので早い段階で成果を出し、「データ活用をすると業務が進む」という肯定的な空気を関係者内・社内で醸成することが重要です。
そのうえで、大きな成果を出すために複雑な課題に取り組むとその成功可能性も上がります。
データを活用するためにわざわざ新しい業務フローや会議を設ける必要はありません。
人は新しいことを始めようとすると腰が重くなってしまいます。
それよりも、まずは今行っている業務の中でデータを使い始め、徐々に慣れていきましょう。
今までと違った取り組みは心理的ハードルの高さが伴うため、小さく始めたとしても初期の段階では組織に浸透しにくいこともあります。
活用が軌道に乗るまでは責任者の方を積極的に巻き込み、「データ活用を進める」という強い意思を関係者に繰り返し発信してもらいましょう。
また、責任者・意思決定者を巻き込むことで意思決定が早くなるためPDCAの速度が上がり、活用が進みやすくなります。